こんにちは。
WAAIです。
9月も終わりになり、北海道はかなり寒くなってきました。僕も短パンから長ズボンに変えるなど季節の変化を感じています。

今回はこのカメラ。PENTAXの中判フィルムカメラである67(ロクナナ)です。正確に言えば僕のは初代の6×7でミラーアップがある中期ですが、めんどくさいのでここからは67と書かせていただきます。PENTAXには67だけではなく645(ロクヨンゴ)という同じ中判と呼ばれるカメラもありますがそれよりも一枚が大きく1本のフィルムで10枚しか撮れません(645は15枚)。
中判フィルムカメラ

このカメラはもう半世紀ほど前のカメラなのでもちろんフィルムカメラです。しかも中判フィルムカメラなので使うのは一般的なパトローネに入ってる35mmフィルムではなく、この巻物みたいなブローニーフィルム(120mm)を使用します。35mmフィルムカメラは小さい頃から祖父の一眼レフなどを使ったことはあったのですがブローニーフィルムを使ったのは今回が初めてでした。
外観チェック

とりあえずデカい重い。比較機でオリンパスのomd em10 mark3を横に置いてみましたが、だいぶ巨大ですね。バスケ部とバレー部の主将がスカウトしてきそうなレベル。自分は普段自動車整備士をしており、よく重いものを持っていて腱鞘炎になっておりますが、こいつをしばらく使って動くとそれがよぎるレベル。(力なさすぎやろ) もちろんそのデカさゆえ、注目されることもしばしば。ご年配の方だとpentax 67自体知名度があり目立つのでちょいちょい話しかけられることもあります。

上から見ると右から巻き上げレバー、シャッターボタン(シャッターロックボタンも)、露出計の電源レバー。そして左側にはシャッタースピードを選択するダイヤルがあります。このように基本的には一般のフィルムカメラと操作方法は変わりません。

強いて言えば、フィルムの入れ方が違います。まぁおネット様にたくさん入れ方、出し方が載ってるのでここでは割愛します。慣れればそれなりに素早く交換できますが、自分は3分くらい欲しいです笑 そしてフィルム一本で10枚しか撮れません。だからフィルムの交換頻度も多いです。

底面を見ると電池が入っています。4SR44か4LR44で動作します。この電池たちは、ただSR44やLR44を4つ入れてるだけなので、自分は4SR44を一度買い、その後はこれを分解して中にLR44を4つ入れ替えながら使っております。

ちなみに電池の残量は背面左上にあるバッテリーチェックのボタンを押すと赤く光るので確認できます。
撮影した写真たち

それではこのバケペンくんで撮っていきましょう。レンズは90mmのF2.8と135mmF4.0マクロで撮っていきます。
PENTAX6×7,smc PENTAX67 マクロ135mmF4,ILFORD DELTA400 PROFESSIONAL
デジカメならexifを見ながらシャッタースピード等を入力するのですが、フィルムにはそんな便利なものはもちろんないので流石に覚えてません笑 一個一個メモりながらもやってみたんですが、流石にテンポが悪く、撮影してても楽しくなかったのでお許しください笑
こちらは神威ファームにいる牛さん。トラクターの下にある草をムシャムシャ食べていてこちらに振り向いた瞬間を撮影しました。
デジカメなら撮った瞬間うおおおおとなるんですが、この時はいいの撮れた気がする!と思っただけで、現像してスキャンした後にテンション上がりました。ワンカットで2回楽しめるのはフィルムならではですねぇ
PENTAX6×7,smc PENTAX67 マクロ135mmF4,ILFORD DELTA400 PROFESSIONAL
伝わるかなぁこの立体感。焦点距離が長い分圧縮効果があってとても印象的な絵になりやすいです。67の場合、焦点距離が135mmでも35mm判換算で約半分の67mm相当の画角になり標準よりちょっとだけ望遠気味なだけで135mm分の圧縮効果が得られるので扱いやすいですね。
PENTAX6×7,smc PENTAX67 マクロ135mmF4, KENTMERE 400
こちらはルスツの道の駅で屋台の前で悩んでるカップルがちょうど明暗さがよくて撮った一枚。モノクロらしい1枚になったのではないかなと思います。
PENTAX6×7,Super-Multi-Corted Takumar 6×7 90mm F2.8 LS,FUJIFILM NEOPAN100 ACROSⅡ
みんな大好き787B...ではなく、その先祖にあたる767Bです。
OLYMPUS,OM-D E-M10 Mark III, M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO+MC-14,1/100sec,f16,ISO200,210mm
ちなみにデジカメでも撮影してます。いい感じに流し撮りできましたし、なんてったって4ローターのいいサウンドが良かったですねぇ(小泉構文)
PENTAX6×7,Super-Multi-Corted Takumar 6×7 90mm F2.8 LS,Rollei RPX100
コスモスポーツとその中を覗き込む友人。車内も気になりますねぇ
PENTAX6×7,Super-Multi-Corted Takumar 6×7 90mm F2.8 LS,Rollei RPX100
でその車内。モノクロはクラシックカーに合います。自分の67は露出計が動くには動くのですが不安定なのと結構ズレてるのでこういう内装と外装の明暗差が激しいところでの露出は細かく調べながら撮ってます。とは言えネガフィルムなのである程度は持ってくれるのですが...(フィルムの種類による)
PENTAX6×7,Super-Multi-Corted Takumar 6×7 90mm F2.8 LS,Rollei RPX100
767Bをアンダーめに撮りました。こういうのは狙ってやりますが、現像するまで出来てるかわからないです。他にも屋内の767Bを撮影しましたがそっちはクッソオーバー露出になってしまっており、みれたものではありませんでした。
PENTAX6×7,Super-Multi-Corted Takumar 6×7 90mm F2.8 LS, ILFORD HP5 PLUS 400
標茶町のゆるキャラ「ハッピーくろべえ」です。近くに来た時に「あ!撮らせて欲しい」と独り言を言ったら係のお姉さんが「ちょっと来てあげて!」と呼んでくれたのですが、そういう時に限ってフィルム切れ。新しいフィルム入れるのに数分待っていただきました笑 そしてこやつはめちゃくちゃ動きが活発なキャラでして(この日だけかも)このカメラじゃ無理だから、静止して欲しい!と言って止まってもらった写真です。 ちなみに触り心地がめちゃくちゃ良かったです。標茶に行った際は触ってみてください。
PENTAX6×7,Super-Multi-Corted Takumar 6×7 90mm F2.8 LS, ILFORD HP5 PLUS 400
この日は友人と夕陽ノロッコを乗ってきました。夕陽っぽさはモノクロだとわかりにくいですが、この写真だと多少伝わるのではないかなと思います。顔を中心に67ならではの立体感が出てるのですが、流石に友人の顔を出すのは...と思いましたが、オッケーをもらいました笑 いい写真に限ってブログじゃ使えないのはあるあるですが、ありがたい。
PENTAX6×7,Super-Multi-Corted Takumar 6×7 90mm F2.8 LS,KENTMERE 400
塘路駅にて折り返し準備をする夕陽ノロッコ号。手前のお兄さんの感じと車両も比較的古いということもあってモノクロにマッチするのではないでしょうか。
現像について

何度も言いますが、このカメラはフィルムカメラです。デジタルのように撮影して終わりではありません。現像があります。デジタルでも現像はありますが、フィルムなので現像しないと何も見れません。
で、今までみていただいてわかると思いますが、全てモノクロで撮影しています。別にカラーが嫌いとかではなくて、ブローニーフィルムの現像はお店に持っていくと時間がかかるのです。
参考までに札幌のカメラのキタムラさんでは
・35mmのカラーは1時間
・35mmのモノクロ(xp2を除く)で2.5週間ほど
・ブローニーフィルムはモノクロカラー共に1ヶ月かからないくらい
だそうで35mmのカラー(C-41)以外はめちゃくちゃ時間がかかります。自分も初めはキタムラさんに持って行ってたのですが、流石に待ちきれなかったので自分ですることにしました。しかしカラーは難易度も高く、使用する薬品も多いし値段も高い。
というわけでモノクロばっかり撮ってるということなんです。まぁカラーはデジカメにでも任せとけばいいのです。

ここからは実際に現像するところを調べればわかりますがササっと工程を紹介。
まずダークバックの中でフィルムをリールに巻き巻きして現像タンクの中にほりこむ

薬品類は、現像液、定着液、クイックウォッシュ、ドライウェルを用意

現像液と定着液は22℃に調整。ぶっちゃけ1℃くらい違ったところで問題ないので適当です。

フィルムと現像液によりますが大体現像液を10分。定着液を10分ほど攪拌しながら漬けて

その後は現像が進行してしまわないようにクイックウォッシュでしっかり洗浄

ドライウェルを使い、しっかり乾かして

現像は完了。ここまでで1時間かかるかかからないかくらい

それを画面が割れてニートしていたオリンパスpenと買ったはいいものの使ってなかったマクロレンズでスキャン
マクロレンズを買った時の記事↓
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroで東京スナップとその使用感。 - 北のロードスター(WAAIのブログ)

スマホに転送して
PENTAX6×7,Super-Multi-Corted Takumar 6×7 90mm F2.8 LS, ILFORD HP5 PLUS 400
ネガポジ反転させたら完成
それなりに手間がかかりますが、フィルムによっても現像結果が違うし楽しい(^ω^)
ちなみにコストですが、現像自体は現像タンクなどの初期投資はちょっとかかりますが、ランニングコストとしては一本、数十円で出来てます。そしてモノクロフィルムは安いもので900円台、高いもので2500円とかなので高いけど、高すぎないくらいです。(カラーのブローニーは安くて2500円とか) 手軽ではないですが、モノを揃えれば、ほどほどのコストで出来ますね。

というわけで、pentax67を使っている話でした。デジカメとは全く違う撮影体験と出てくる絵。デジタル一眼レフ、ミラーレス一眼をお使いの方でも写真、カメラが好きな方であれば、とても楽しめるツールだと思いますので入手できるチャンスがあったりチャレンジしてみたい方はぜひ手を出してみて欲しいです。フィルムの値段はどんどん上がっていますが、だからこそ我々はフィルムカメラを楽しめる最後の世代かもしれません。
現在はモノクロ専用機になっている67ですが、カラーでも撮ってみたいと思います。(フィルムはもう買ってる)