フラノラベンダーエクスプレスとノロッコに乗って来た!
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こんにちは。 WAAIです。
北海道の夏といえば涼しい。まぁ最近は結構暑い日も多かったりしますが、日本の避暑地としてお休みのシーズンには本州から足を運ぶ方も多いはずです。そんな北海道の夏といえば、みなさんどこに行きますか?一番有名どころはおそらくここ「富良野」だと思います。富良野はあの有名なラベンダーがありますから、それを見に全国から観光客が訪れるわけです。
そんなビジネスチャンスにJR北海道が黙ってるはずがありません。JR北海道では毎年夏季限定で札幌〜富良野間を「フラノラベンダーエクスプレス」富良野〜美瑛〜旭川間を「富良野・美瑛ノロッコ号」が運転されます。
一昨年から鉄道仲間と行こう行こうと言ってたんですが、なかなか機会に恵まれず...今年のお盆にて遂に決行できました。
今回使うのはこの切符。「ふらの・びえいフリーきっぷ」です。札幌富良野の往復特急券と切符の図に書いてあるフリー区間の普通列車が乗り放題のお得な切符です。
王道じゃない乗り方
本来であれば7時53分発の富良野行き「フラノラベンダーエクスプレス」に乗って行くのが王道ルートだと思いますが、それだとノロッコ号に乗るまで約三時間ほど富良野駅で乗り換え待ちがあります。今回は列車に乗るのがメインの目的なのでそんなに待てません。ですのでこちらの7時30分発稚内行きの宗谷号で旭川まで行きます。今回はたまたまフラノラベンダーエクスプレスと同じキハ261系5000番台なので実質往復フラノラベンダーエクスプレスです笑
今回使う切符は特急は乗れても自由席のみなのでキハ261系5000番台しか持たないラウンジ席(自由席)で向かいます。この席はおしゃれでテーブルも大きくていいんですけど、リクライニングがないので長時間乗るのはしんどいです。今回は旭川までの一時間ほどなのでちょうどいいですね。
出発直後、帰りに乗るラベンダー編成とすれ違い。あちらはこれから札幌駅に行きお客さんを乗せるのでしょう。また夕方会おう!お先に!
朝ごはんとしていつも食べてる駅弁とビールとこの超絶美味しい燻製ポテチを食べますよ。このポテチまじでオススメ( ˘ω˘ )
旭川駅に到着
8時58分旭川駅に到着。札幌から乗って来たピンク色のこの子はあと五時間ほどかけて稚内に向かう。鹿に気をつけるんだよ〜
次に乗る列車が10時発で1時間の待ち時間があるから旭川駅を久しぶりに散策してみよう
旭川駅もすっかりH100だらけになりましたね。見た目は今風で好きだけど、ハイブリッド気動車ってことでCVTみたいなエンジン音がちょっと好きじゃないんよね
キハ183系オホーツクがやってきた。JR最古の現役特急型車両のこの列車も今年秋に引退だそうで... この冬に網走〜札幌全区間を前面展望で乗れたので悔いはないし旭川に住んでたときもちょいちょいハイデッカーグリーン車に楽しみで乗ってたので悔いはない...と思う...←結構好きな車両なもんで
改札を出て、一階の駅そばが開いてたので食べることに。地味に旭川の駅そばを食べたのは初めて。夏季限定のぶっかけそばを注文。幌加内そばを使ってるだけあって札幌駅の駅そばより全然美味い。がホーム上にあるわけじゃないのでディーゼルスメルを嗅ぎながら食べることができない。札幌の駅そばはホーム上にあるので発車して行くディーゼル列車の排気臭を嗅ぎながら食える。それが最高←車好きでも少し共感できないかな?
蔵生をお土産に買いました。新しくチーズ味と瀬戸内レモン味とメロン味が増えてました。自分が旭川に住んでた時はこんなに種類なかったはず....
今回の主役ノロッコ号
こちらが本日の主役、富良野・美瑛ノロッコ号です!ノロッコ号は北海道に2種類存在していて、ひとつはこちら、もうひとつは釧路のノロッコ号です。こちらはディーゼル機関車が客車を引いたり押したりするタイプの列車で、今回牽引してくれる機関車のDE15は冬に除雪車を動かすお仕事もしている車両です。
こちらは客車側の先頭車。旭川から富良野まではこちらが先頭になります。こちらに運転席がついており後ろのディーゼル機関車を遠隔で操作できるんですねぇ〜
停車駅はこちら。このノロッコ号は乗車券だけで乗れますが、通常の富良野線の普通列車に比べてだいぶ停車駅が少ないです。実質快速列車って感じですね。座席は1両が指定席、2両が自由席です。今回はお盆休みの日曜日にもかかわらず結構空いてました。まぁこの列車自体のピークはラベンダーが旬の7月上旬あたりでしょうから今時期は元々混まないのかもしれません。
↑指定席↓自由席
車内はこんな感じ。全国のJRの中で今一番乗り心地が悪いと評判のシートです。...シートというかベンチやなこれ笑
この列車は窓を開けることができます(普通のヨンマルでもできるけども)。ゆっくり走るトロッコがノロッコの名前の由来ですのでこういうのは楽しいですよね。
旭川から乗りたかった理由
ノロッコ号は基本的に富良野〜美瑛間を行ったり来たりする列車です。しかし始発と最終便は旭川まで走ります。その理由は旭川に車庫があるから。そして旭川から美瑛の間は見所があるわけではないのでゆっくり走る必要がなくかっ飛ばします。つまり爆風はやっこ号へ変化するのです!←そんな名前の列車はない
風の風量ですが、進行方向逆側に向いているとロードスター(NB)の窓空けオープン、進行方向に向かって座るとケータハムスーパーセブンに乗ってる感じでした!....伝わった?笑
ちなみにこの日は沿線の木々を切り裂きながら走っていて葉っぱがバッサリ客室に入ってくる事件がありました。これもまた旭川から乗って来た醍醐味かもしれません。
沿線では手を振ってくれる方がたくさんいました。ノロッコ号は車と同じくらいの速度でずっと国道沿いを走っているので、車から手を振ってくれる方も多く見られました。シーズン中はそこそこの本数走っているはずですが、とてもお祭りムードでしたね。楽しい気分になりました。
富良野駅に到着
富良野駅に到着しました。お花のシーズンじゃなかったからか意外と田園風景って感じの車窓でそこまでノロノロ走ってはいませんでした。が、カチカチのベンチのおかげでお尻はバキバキ。まぁほとんどのお客さんは途中下車をし、フル区間で乗ってる私たちのような人は珍しかったかもしれません。
そんなお尻さんに悲報です。このまま折り返しのノロッコ号に乗ります。でも大丈夫。途中下車するから(当初の予定では美瑛まで乗る予定だった)
上富良野町は焼肉の街
途中下車で選んだのは上富良野駅。ここはロードスターの富良野ミーティング「フラミ」でお馴染みの街です。
waai-hokkaido-pentax.hatenablog.com
↑フラミのブログ
上富良野町といえば焼肉!
という方が何人いるかわかりませんが個人的に焼肉屋さんが多いイメージです。そして接客態度は良くないけど、お肉はめちゃくちゃ美味いという印象。ランチセットが1000円程度で自分が頼んだカルビ、サガリ、ホルモンがセットになったものでも1800円程度。1800円の味じゃないんよこれが。脂の味が上品ないいお肉でした。また食べたい...
次の列車まで1時間ほどだったので食べ終わってすぐに駅へバック!待合室にはこんなものが。しかも無料で持って帰っていいんだって〜 富良野っぽいですね
富良野に戻って来た私たちはノロッコ号に乗るのをやめ、1日に数本しかない根室本線の富良野〜東鹿越間に乗りに行きます。フリー切符でこの区間も賄えるからです。土砂崩れで新得まで抜けれなくなってしまったこの路線は今道内で一番廃線に近い路線です。近々廃線になるのは確実です。
タラコ色のキハ40が来てくれました。何気にこの色は初めて乗車します。
ヨンマルは窓が開くので南富良野の夏風を浴びながら一路東鹿越へ。これができるのもあと何年なのでしょうか?キハ40からH100への世代交代が始まってますから今のうち乗っておける私たちは幸せですね。
列車に揺られること約45分。東鹿越駅に到着。ここから新得までは土砂崩れの影響で不通になっており、代行バスが運転されております。でも我々はここで折り返し。また富良野まで45分かけて帰ります。
アイスで時間つぶし
富良野駅まで戻って来ましたが、札幌行きの特急まで1時間ほど時間があります。富良野の駅前は正直何もないのですが、ジェラート屋さんを見かけたので突撃しました。←最近フルーツ系のジェラートに目がない。
夕方だったのもあって売り切れ多数でしたが、それでも美味しそうな味がたくさん。
私はハスカップミルクとネクタリンとスイカをチョイス。この中で一番やばかった味がスイカ。よくあるスイカ味ではなく、THEスイカの味がしました。イメージで言うと皮まで全部丸ごと食べたって感じ。瓜っぽさが若干苦手な私としてはやばいかもと冷や汗が出るくらいスイカでした笑←と言いつつ美味しく食べた。
帰りはキハ261系5000番台ラベンダー編成
帰りの時間になりました。帰りはこのフラノラベンダーエクスプレスに乗って帰ります。
帰りに乗るのはこのラベンダーラウンジ... と言っても行きに乗ったはまなすラウンジと中身は一緒なので割愛します。
出発して早々、乗車記念カードをいただきました。
実はこれノロッコ号でもいただいていて、裏返して2枚を繋げるとミニ路線図に! 2つの列車のお顔も半分だけ顔を覗かせてて可愛い(*'▽'*)
そうこうしているうちに芦別に到着。芦別は普段特急が止まらない駅なのでこうやって特急車両から見るのはなんか新鮮。半世紀前くらいは普通に特急が来てたんですけどね〜
滝川にやばいのがいた
な、なんとあのロイヤルエクスプレスがいました。まぁご存知ない方は調べてください。いいなぁ乗りたいなぁと思って検索したら、価格が75万円から!?!? いや無理ですわ...
そんなこんなで18時50分に札幌到着。念願叶ってフラノラベンダーエクスプレスと富良野・美瑛ノロッコ号に乗ることができました。
参考までにこの日の乗車列車を貼っておきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回のルート
車のルートだけども...