ロードスターを全塗装! タカラ塗料さんの刷毛塗り塗装でイメージチェンジ (車を刷毛塗りで全塗装)
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こんにちは。
一年ほど前から、懐かしの「グランツーリスモ4」を凄くたまに進めています。当時○学生だった私は押入れに何故かあった初期型のPS2を発掘して、よくこのソフトをやってました。しかし当時は車種くらいしか知識がなかったので、クリア率はせいぜい20%前後。実際に車に乗っている今は、もうここまで来ています。案外クリア率50%は余裕ですね。
....
ま、それだけなんですけど。
本日の本題
今回は、以前NAロードスターの顔にした私のNBロードスターですが、色がフロントがブルー、リアがシルバーになってます。そろそろ気持ち悪くなってきたので、全塗装することにしました!
.....しかし! 車の全塗装は最低でも10万円くらいします。←かなりの安塗り(つまりテンプラ塗装)
そんな金は払えない... かと言って自分でコンプレッサーを用意して、自分で全塗装してもうまくやれない気がする...
そうだ!刷毛塗りをしよう!
コンプレッサーを用意して自分でやっても5万くらいするが、刷毛塗り塗装なら約2万円足らずでできる!しかも失敗しにくいし、失敗してもすぐ修正が効きます。
ついこないだシルバーだったNBロードスターも刷毛塗り塗装をしていて、完成度も高かったので、大丈夫。できる!俺もできるぞ!
そんじゃーやっていきます。
まず、童心を取り戻す
幼い頃におじいちゃんやお父さんが机を作って、それを自由にペンキで塗ったことはありませんか? 塗装の思い出といえば、誰もがそういう幼少期の思い出が出てくるでしょう。ですので、今回の全塗装もまずは子供にならなくてはいけません。そのために今回はフエラムネを用意しました(クッピーラムネでも可)。ちなみに私は幼少期にペンキを使った思い出はありません(笑)
作業開始!初めに部品を取り外す
今の現状です。ここから塗装準備に入ります。
まず、マスキングは時間がかかるので比較的簡単に取れるパーツは全て取ってしまいます。私の場合は、ヘッドライト、ウィンカー、テールランプ、リアバンパー、サイドのウィンカー、ウォッシャーのバルブ、ボンネットピン、エンブレム類を外しています。
エンブレム等は裏に接着剤が貼り付いてるのでマイナスドライバー等で軽く剥がします。
ヤスリで足つけをする
そのような接着剤を剥がすということと、元の塗装面を荒らすために耐水性の600番のヤスリでゴシゴシします。つまり足つけですね。
ちなみにこの工程は表面のクリアーを剥がすだけでいいそうです。
しっかりヤスるというよりかは、全てをしっかり傷つける感じでゴシゴシします。
まずは、今までの親しみがなく精神的ダメージが少ない青い部分をヤスリます。ヤスると見た目はこんな感じに。これで十分でござる。
そして、シルバー側も。幌以外の全てをしっかりとヤスリます。
今回、塗料を購入したタカラ塗料さんの説明書にはマスキングしてからヤスると書いてありましたが、ヤスってからマスキングするの方が個人的にやり易かったのでこちらをお勧めします。
ちなみに、マスキングした後で教えてもらったのですが、塗装面の端っこは塗料が剥がれやすいから、しっかりとヤスった方がいいらしいです。
脱脂する
足つけのヤスリ工程が終わったら、次はパーツクリーナーで脱脂していきます。シンナーでするのが一般的ですが、ホームセンターで売っているパーツクリーナーで十分です。一緒に毛が抜けない綺麗なウエスも用意しましょう。(左の軍手とスポンジは関係ない)
ひたすら拭いていく。
マスキングを施す
塗らない部分をマスキングしていきます。Aピラーは後日に塗装するので(マスキングがめんどくさい)、上半分を全てマスキングします。
使用したのは24mm幅のマスキングテープとビニールがついた養生テープです。
寝てしまう
夕方から始めた作業でしたが、疲れきってたので途中で寝てしまいました(^^;; ←小雨も降った。 なので翌日の早朝から続きをします。
写真のゴミ袋はタイヤ・ホイールのマスキングに使います。
15インチ195/50/R15の純正サイズですが、70リッターのゴミ袋がぴったりです。使用後はゴミ袋として使います。
メインディッシュの刷毛塗り塗装を始める
今回使用するのは、タカラ塗料さんで一番安いラッカー塗料。「簡単だけど長持ちはしないよ」っていうタイプの塗料です。塗料をシンナーで薄め率80%ほどで混ぜ込んで塗っていきます。薄め方は同じ容器(紙コップなど)で目測で入れていけば大丈夫です。つまり、だいたいでいい。
ホイールと合うように、色はマッドホワイトにしました。
塗装する際の「容器」や「ローラー」は基本的に使い捨てです。復活は無理でした。 ローラーは短毛のものを選びます。
塗料を容器に移す際は、養生テープをこのように貼って流しやすくするといいでしょう。
また塗るときは必ずゴム手袋をしましょう。手についても問題はありませんでしたが(最初素手でやった)、強力な洗剤でも塗料が取れませんでした。シンナーでしか取れませんので、シンナーによる手荒れ確定コースになります。
塗料とシンナーをしっかり混ぜたら、早速塗っていきましょう! 初めは何も考えずに、テキトーに塗っていきます。塗る時に注意すべきは一点のみで、塗料は垂れたらすぐにのばしましょう。それ以外は本当に適当でいい。
ここから重ね塗りをしていきます。
一重塗り
二重塗り
三重塗り
四重塗り
五重塗り
と、合計5回塗りました。
本来は3回ほどで良いみたいなんですが、白は少し色がのりにくく、合計5回でやっと下の青が見えなくなりました。
塗装面はこんな感じ。カメラでは...わかりませんね。肉眼で見ると手塗り感がわかります。
言い忘れていましたが、塗装するときはもちろん要らない服を着ましょう。私は作業用にしているボロボロスリッポンとジーパンでやりました。
作業中。塗料を大量にこぼして、雰囲気がオシャレになったジーンズを見て気がついたのですが、街中でダメージジーンズを履いてる方々って、刷毛塗り塗装をもうすでにされてた方々だったんですね.... 時代から遅れてるということを痛感しました....
塗り分ける
一色では寂しいと思った私は差し色にチュニジアンブルーを頼んでおきました。デザインなど、具体的に計画を立てていませんが、とりあえず塗っていきましょう。
開けてみると....鮮やか〜
このチュニジアンブルーで....
リトラカバーと
ドアミラー、ドアノブを塗ります。
追加でストライプも作るのことになったので、塗りたくないところをマスキング。
日中は用事があり、夕方から再開しましたが、もう日が落ちてきました。
マスキングマスキング♪ こういう時に昔のカーモデルプラモで培ったスキルがものを言う。
余談ですが...
昔の写真をあさっていたら出てきました。当時作っていたプラモです。自分でネットから落としてきたアニメキャラの画像をプラモ用のステッカーにレイアウト→印刷してオリジナルの痛車を作ってました。ちなみに「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の黒猫仕様の痛車です。
こんな感じで作っていたので、いまやってることは完全にこの延長線上ですね(笑) 1分の1スケールになっただけ(^^;
そんなこんなしている間に、ストライプが完成! かっこいい(*´∇`*) マスキングの件ですが、塗りたくないところはがっつり塞いだ方がいいです。意外と塗料が垂れてマスキングのおかげで助かったことが多かったので。
最後は、はじめに取り外したライトなどの部品を取り付けたら完成! 2日かけた全塗装でしたが、2日目以降は序盤の写真で出てきた、刷毛塗り塗装のNBの人に手伝ってもらいながら作業しました。ありがとうございました。
かかった時間的には乾かした時間も含めて、大体12時間程度だと思います。←少しあやふや
2日目にいる、このNBロードスター達はご存知の通り、元々二台とも全く同じ見た目をしてました。ほぼ双子ですね。←年式も同じ
それが今やこんなに違う姿に...
ストライプをつけた理由は、元双子の印としてなので、全く同じ寸法でつけました。しっかり測ったぜ(`・ω・´)
ちなみに塗料(3kg)が若干足りなくて、リアバンパーが塗れず... リアバンパーは追加注文した塗料が来るまでこのまま(バンパーなし)で走ります。後ろからみると完全に事故車です(汗)
マッドホワイトで塗った私は3kgでは足りませんでしたが、右のパンプキンスープ色のNBロードスターは3kgで足りたそうなので、有色のものだと3kgで十分だと思います。
パンプキンスープのNBはみんカラで公開されてます。
刷毛塗り全塗装してみて
今回、刷毛塗り全塗装をしてみて思ったのは、「シンナーは危ない」ということです。昔、小学校などでシンナーの危険性は教えてもらっていましたが、実際使ってみるとかなりの激薬だということがわかります。その証拠に、私は一週間くらい体調崩し、咳は出るわ、熱が出るわ、フラフラだわとひどかったです。私は普段ほとんど風邪引かないの人なので、これはよっぽどです。300円くらいの塗装用マスクをしてましたが、もっといいマスクが必要ですね....
また、シンナーにはアレルギー的にダメな人もいるようです。←看護師が言ってた。刷毛塗り全塗装をするのは是非とも勧めたいところですが、体調面は十二分に気をつけてもらいたいです。なめてたら骨か歯が無くなりますよ。←いま背骨が痛い
と、デメリットを言いましたが、他に塗ってみて思ったのは、「塗ってて楽しい!」ということです。何回でもやり直しが効きますし、自分の考えた好きな色、デザインに自分の手で出来るのがとても楽しかったですね。終わった後は、周りの素朴な一般車を見てると刷毛塗りしたくて仕方がなくなりました(笑)
後日....
リアバンパーとAピラーも塗る。
リアはこんな感じになりました。NAロードスターのリアガーニッシュの塗り分けをイメージしました。今回のマッドホワイトとチュニジアンブルーの2色は日光の下だととても素敵な色になります。昼間のお出かけが増えそうです(*´ω`*)
おまけ
初っ端に見せたフエラムネですが、気になるおもちゃは謎の恐竜でした。車を期待したのに〜
いや待てよ。これチュニジアンブルーじゃね? なるほど。そういう運命だったというわけか....
そんな運命を感じた全塗装でした。
終わり