M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroで東京スナップとその使用感。
スポンサードリンク
こんにちわ。
最近PENTAX機で撮るより、OLYMPUS機で撮ることが多いWAAIです。
やっぱりマイクロフォーサーズだと機動力が違いますし、交換レンズをたくさん持っていっても荷物になりません。ただ、PENTAX機が手放せないのも事実。感動的な一枚が撮れる時って、ほとんどPENTAX機なんです... それはそうなんですが、今回はOLYMPUSレンズの紹介です(笑)
約2年半ぶりくらいに新規レンズを導入しました(ポイントを駆使して)。最近マイクロフォーサーズマウントを持ち歩くことが多いので、新しいレンズはマイクロフォーサーズのレンズにすることに。
そこでOLYMPUSのM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroというレンズを購入。
そう。こちらのレンズ、マクロレンズです。
マクロレンズとは被写体を1/2倍から等倍に写すことができるレンズのことです。ですので、虫眼鏡レンズみたいな感覚でいいと思います。
長い間、マクロレンズを使ってみたい気持ちは私の中であったのですが、なかなか踏み出せず... しかし、東京に行く用事ができたので、その際のスナップレンズとしても使いたい!と思い、今回は思い切って購入。
まずパッケージですが、オリンパスのレンズってもっと安っぽい箱に入っているイメージでした。が、意外にも高級感のある箱に入っています。聞けばこのレンズOLYMPUSの「PREMIUMレンズ」だそうで、「 PROレンズほどではないけども、写りがいいレンズ」だそうです。と言ってもそこまでは高くない(マイクロフォーサーズのマクロレンズ中では最安)。
ではでは、早速開けて見ましょう。
内容物はこの三つのみ。フードやレンズポーチは付いておりません。しかし、必要十分でしょう。欲しい人は買えば良いし、要らない人はそのままで。このスタイル、私は好きです。レンズポーチなんてよく使うレンズは、ほとんどなくしてますからね💦
この時点で「マクロレンズ、初めて使う。楽しみ!」と私は思っていましたが...
以前、メーカーさんからの借り物で使っていました(汗)
開封し触れてみると、家電量販店で触れたときと感覚が違いました。量販店ではピントリングがスカスカで安っぽかったイメージが、新品だとしっとりとしていて滑らか。プラスチックでチープな質感も感じられますが、ギリギリ許容範囲です。
いきなりスペック的な性能ですが、このレンズの特筆すべき点は、最大撮影倍率が1.25倍だということ。つまり、マイクロフォーサーズマウントなので35mm換算に変換するとなんと2.5倍!
ものすごく寄れる。ということです。
ちなみにこれ... 自分が穿いてるジーパンの繊維です。凄くないですか?←マクロの世界を知らない。ここからまだもう少し寄れるのですが、これ以上寄るとレンズ&私が影になり、暗くなってしまします。
折角のマクロレンズですし、マクロ撮影にはとても興味がありますが、東京に来たので、今回はあえてマクロ撮影ではなく、このレンズでスナップ撮影してみることにします。
OLYMPUS PEN Lite E-PL7,M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro,1/50sec,f3.5,ISO4000
もちろん舞台は東京。今回は東京駅から日本橋に向かって歩きながら、軽いスナップ撮影をしました。私は生まれてから初めて「自分の意思」を持って東京に来た気がします。東京は親に連れられて、ディズニーランドとかしか行ったことなかったのですから。←千葉か。
OLYMPUS PEN Lite E-PL7,M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro,1/40sec,f3.5,ISO4000
今回の東京行きでは、三脚を持っていかなかったので、全て手持ち撮影です。このレンズは単焦点と言っても「マクロレンズ」なので明るくはないです。むしろマクロの中でも暗い方のF3.5なので夜間撮影は厳しいかもしれませんが、頑張って撮っていきます。
私は普段、F8.0からF9.0くらいは絞りますが、そんなに絞ったら三脚必須です。なので絞り解放で臨みますが、辺りが明るい東京といえど、絞り開放でもなかなかキツいものがあります。
OLYMPUS PEN Lite E-PL7,M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro,1/25sec,f3.5,ISO4000
こちらは日本橋の室町。聞けば、最近ここに新しい商業施設ができたらしく、とても綺麗な建物が並んでいます。
私はマイクロフォーサーズでのスナップにおいて、普段は42.5mm(35mm換算85mm) のレンズを気に入って使っていますが、今回は30mm(35mm換算60mm)ですので、いつもより少々画角が広い。しかし焦点距離による「遠近感」は多少広いかな?と思うレベルで、そこまでは気にならない。
OLYMPUS PEN Lite E-PL7,M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro, 1/200sec,f3.5,ISO4000
写りについて。パナソニックレンズのこってりした濃い写りを好んでる私なので、あっさり鮮明に写すオリンパスレンズがあまり好きではありませんでした。ただ、さほど写りに不満はありません。少しあっさりしたドライな感じもなくはないのですが、そこにある色をしっかり出してくれるレンズというイメージです。
OLYMPUS PEN Lite E-PL7,M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro,1/125sec,f8.0,ISO200
このレンズはAF(オートフォーカス)に定評があり、高評価な記事をちょくちょく見ますが、私の感覚から言うと、正直「迷う」です。PENTAXのレンズを使っていると、よく暗いところでAFが迷うのはよくありますが、このM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroだと、昼夜関係なしでとても迷います。確かに少しのピントのズレなら、スッと瞬時にピントが合ってくれるのですが、全くピントが合ってない状態だとなかなか合焦してくれませんし、最悪ただのピンボケで終わります。OLYMPUS PEN EPL7で他のレンズだとこのようなことはないので、このレンズの仕様だと思います。つまり、瞬時の判断が必要とされる「ストリートスナップ」において煩わしさを感じることは否めないかもしれません。←ボディによるかも。AFリミッターがあると、また違ったのかもしれませんね。
OLYMPUS PEN Lite E-PL7,M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro, 1/13sec,f4.0,ISO800
帰りの羽田空港でも少し使って見ました。写りも問題ないですし、羽田空港の展望台からは丁度良いくらいの画角なので、扱いやすかったのですが、マクロレンズだからか、飛行機との間のフェンスにピントが合ってしまう現象がよく起こりました。また、フェンスがギリギリ消えてくれない焦点距離でもあります。(望遠だとフェンスがボケきって消えてしまうので撮影が楽)
OLYMPUS PEN Lite E-PL7,M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro,1/80sec,f8.0,ISO4000
写真は羽田空港のメルセデスベンツコラボドーナツです。店の名前は読めなかったので覚えてません。ググってください。
このレンズは軽さも128gと軽量で素晴らしいと評判ですが、普段から、ペンタックスQやマイクロフォーサーズの単焦点レンズを使っていると、何も感じません。しかし何も感じないということは、「軽い」ということなのかもしれないです。ただ、鏡胴がプラスチックということもあり、軽さはチープさにも変わります。ただ、私はマイクロフォーサーズ機を「コンパクトなシステム」として気に入っているので、良いレンズを買ったと思っています。車もカメラも軽さは重要👍
最後に外観。前玉はレンズが小さく正直ブサイクです。鏡胴は軽いですが、プラスチックでチープ感があります。デザインもパナソニックのレンズに比べてデザインに高級感がありません。こんなに文句を言ってると「性能が大事だ!」という方も沢山おられるとは思います。しかし...
私はそうは思いません。
確かに性能も凄く大事ですが、レンズというものは言わば、「旅先を共に過ごす相棒」です。レンズは愛して使える相棒でなければ、いずれ使わなくなり、お蔵入りです。そうならない為にも購入する際、愛せるかどうかは重要なのです。←ちなみに家電量販店の方には若干引かれました。 このレンズはそういった相棒になれるかどうかという面で購入前は心配でした。しかし、このレンズはマクロレンズとしての性能はもちろん、通常の描写も機動性も満足させてくれるレンズです。相棒になるかどうかは、時間が経たなければわからないことですが、出来る限り持ち歩いて、このレンズを知っていこうと思います。次は本格マクロ撮影にも挑戦していきます( ・`ω・´)
他にもM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroを紹介している方は沢山いるので、今回は「実際気軽に使ってみた場合はどうか」というレビューをさせていただきました。文句もタラタラでしたが、褒めてばかりもいかがなものかと思って書いております。←非常に満足はしています。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。 ありがとうございました。