ロド乗りがDJデミオで雪道を走ってみた感想
こんにちは。
最近、ゆっくりコーヒーを飲みながらブログを書く時間があまり取れないWAAIです。
突然ですが、みなさんはデミデミしてますか?私のブログを読んでる方はロドロドしてる方も一定数いると思いますが、今日はデミデミすることになりますよぉ〜
ロードスターをぶつけられてしまい、代車という名のレンタカーを借りることになりました。そこで来たのが1.3リッターガソリンエンジンのDJデミオさん。今回は約2週間ほどデミオに乗っていきます。
現行のマツダ車は試乗以外で乗るのはNDロードスターに引き続き2回目です。現在1.5リッターしかデミオはカタログにないので正確には現行ではないですが...
ちなみに試乗ではCX5のガソリンとディーゼル、NDロードスターRFのAT、NDロードスターMTに乗ったことがあります。
これから普段使いをしていくわけですから、体感したフィーリングや使い勝手も見ていきたいと思います。
ステアリング
初めて乗ったときにステアリングにとてつもない違和感。そりゃあ、NA,NBロードスターの油圧式パワステと最近の電子式パワステは違います。が、以前乗った電子式パワステのNDロードスターより圧倒的に軽くないです。
軽くない。ここが重要。
NDロードスターの時は軽すぎて真っ直ぐ走る時にセンターを維持するのがとても疲れました。しかしデミオではモーターがステアリングをセンターに維持しやすいように押し戻しているような感覚がある。だから、町乗りしかしていない今のところは安定していて楽である。(感覚があるだけで実際はアライメントの問題のような気がする)
ギアの繋がり方はDモードでは普通。一般的なATとなんら変わりはない。だが、マニュアルモードに入れてみると、もちろんただのATなのでラグはあるが、シフトチェンジしたときの繋がり方が、以前乗ったNDロードスターATよりスムーズで自然。違和感がないから気軽にマニュアルモードが使えたし、普段エンジンブレーキを多用する私も違和感なく街乗りや遠出に使えた。
ブレーキ
凍結路面では信号で停車する時、タイヤは凍結路面によってうまく停車する力が伝わりません。NAロードスターの場合、ABSが標準でついてないので、タイヤをロックさせないように肩をマッサージするような踏み方でブレーキを扱う(いわゆる人間ABS)のですが、現行のデミオは勿論標準装備でABSがついてます。ですが実際には足と機械のABSでは足のABSの方が最初に発動しました。
グッと踏み込むとしっかり止まるのでブレーキ性能は現代の車としては普通くらいの効き具合ですかね(NAと比べたら、めっちゃ止まるw)
またアイドリングストップについてはブレーキをしっかり踏み込まないと起動しなかった。普段ブレーキをグッと力を入れて踏むことがないのでしっかり意識しないとアイドリングストップにはならない。しかもエンジン、バッテリー、エアコンの三つの条件がしっかり揃ってから。対してスズキのハスラーは止まればアイドリングストップがすぐ起動する。マツダ車のアイドリングストップはこんなもんなのだろうか?
4輪駆動だけど
このデミオはAWD(All weel drive)つまり4輪駆動なのだが、発進が楽なだけでそこまで四輪駆動の恩恵が感じられなかった。また、一度スタックしてしまったのだが、ATということもあり振り子式脱出法が使えず、ロードスターより脱出は厳しかった。
とても大きく感じる
マツダでは一番小さいサイズであるコンパクトカーのデミオですが、普段ロードスターに乗っているからか、凄く大きく感じる。ロードスターの助手席に初めての乗った人がみんな狭!と言われるのはなんか理解できたw
少し振り回す
車って想定外の動きをさせてあげると本性が出たりする。なので、ちょっとばかし振り回してみる。TCSを切ればサイドターンは出来なくもない。電子制御関係はABSはNBロードスターよりかは優秀。踏めば踏むほどちゃんと止まる。TCSは初体験だったが、横滑りを検知したら直ちにリアの片方にブレーキがかかってるような動きをする。冬の北海道ではこれが有効。写真のような吹き溜まりに突っ込んでも、かわしても、しっかりと車体を真っ直ぐにキープしてくれる。ま、無くてもカウンターを当てるだけで何も問題はないのだけど、カウンターと無縁の人にはいい装備なはず。
マツコネはゴミ
マツダコネクト。通称マツコネ。その機能をしっかり使ってみた。不満だったのは、わき見運転防止の為か、走ってるとき、助手席の人でも信号待ち以外はナビの文字入力がいじれないこと。助手席に人が座っていれば、いじれるようにしてほしい。
でも、その日で初めて乗るとその日の情報をくれるし、平均燃費も見れる。スマホとBluetooth接続をして音楽も簡単に流せるし基本的に快適なのだ.....
....が、
すぐにニュルブルクリンクを作ろうとする!
目的地まで数秒で行ける距離なのに、いつの間にかニュルブルクリンク(ドイツの世界的に有名なサーキット)を作ってしまい、いつの間にかそのルートに誘導されてる。
「ナビ頼みにするからいけないんだ!」というレベルじゃない!
こういうことが何回もあった。
NDロードスター乗りがマツコネのせいで長距離乗ることになる理由がよ〜くわかった。
内装で気になったこと
まずこれ。内装の屋根部についている室内灯。これの片方だけつける方法が本当にわからなかった。
光る部分を押して点くなんて、誰もわからないでしょうよ〜マツダさ〜ん。多分レンタカーのこの子は初めて押されたのではないだろうか。
続いて、空調。ダイヤルが手探りではどこを指しているのかがわからないので脇見をしないと操作が出来ない。何かしら突起などをつけてほしい。
そして最近の車に乗ったことがあまり無くて、ずっと気になっていたこと。それは...
エンジンスタートボタン。
走行中に押してもエンジンは止まるのか。
結論、止まらない。当たり前ですね。
では、何回押したら止まるのか。
結論、トリプルクリックすると走行中だろうがなんだろうが止まる!
パワステもなくなるし、ブレーキ踏んで完全停止してからじゃないとエンジンがかからないので、結構怖い。ボタンが助手席側にあるので、助手席に座ってる良い子は間違っても高速道路で押さないようにしよう٩( ᐛ )و
長距離乗って思ったこと
今回通算2千キロほど乗ったが、ペダル配置が少し気になった。アクセルペダルの位置は良く、足をスッと伸ばしたところにある。そしてフットレストも同様な位置にあるのだが、ずっとアクセルを踏んでると気がつく。
すこーしだけフットレストの方が遠い。
だから運転していると徐々に姿勢が左前にズレていき、長距離を乗れば乗るほど違和感を感じ、足元が気持ち悪くなってしまった。
しかしそのこと以外は、山道のコーナーでツッコミ過ぎてもしっかりとフロントに荷重をのせてあげると素直にノーズが入って、シュッと素早く曲がってくれるし、運転はとてもし易くロードスターが恋しくならないくらい運転は楽しかった。
また、基本的に乗り心地は良いもので長距離を走っていても、とても疲れにくいものだったが、一つだけ。
冬の北海道を長距離運転していると突然乗り心地がガタガタして、トラブルか?と思ったがタイヤ等も異常なし。後々、気がついたが、原因はおそらくタイヤとサスペンションの間に雪が塊になってはさまっていたから。タイヤとサスのバネとの感覚がとても狭くすぐに雪の塊が詰まってしまう構造になっていたのがちょっと気がかりである。
車自体の違いで率直に感じたことを例えてみるなら、NDロードスターは「上司が指示したことを上司と相談しながら部下が仕事する感じ」で、デミオは「優秀な部下が少しの指示の元、独断で作業している感じ」。
しかし車としての完成度は高く、ちゃんと「車」に乗ってる感じがした(たまに冷蔵庫を運転しているのではないかと思う車もある)。デミオは素直に「ロードスターをFF4駆にしたらこうなりました!」っていう車ではないかと思う。
そして車の性能以外で気になったのは、歩行者や周りの車の反応の違いだ。デミオだとロードスターに比べて歩行者が避けてくれない。もちろん日本が歩行者優先の国なのは重々承知だが、ロードスターの場合、歩行者に道を譲っても
「いやいや先行って!」みたいな動作をされる。
対してデミオでは、まるでそこに車が来ていないかのように振舞われ、同様に飛び出しも多く、人が多い繁華街などでは、何件か轢いてしまいそうでヒヤッとしたこともあった。
ロードスターはよくも悪くも目立ってしまうのに対し、デミオはそこらへんにいるので車に興味ない国民には存在すらも感じないのだろう。
最後に
てな訳で、代車で乗ったDJデミオの気になる部分をロードスター乗りの目線で見ていきましたが、いかがでしたでしょう? 次はデミオでの北海道冬の車中泊一人旅をしてきたことを書くので、是非見てくださいね!
ではまた次回会いましょう。バイバ〜イ